
女性社員が抱える女性特有のストレスは大きく3つに分けられます。
①職場のストレス(セクハラ、マタハラ、出産、育児、介護を伴うキャリアストレス)
②家庭におけるストレス(家事の分担、育児の分担、介護の分担、DV、モラハラ)
③月経痛、PMS、更年期障害、出産に伴う心身の疲労、女性特有の生物学的特性によるストレス
厚生労働省による「労働者健康状況調査結果の概況」(2012年)によると仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスがあると回答した労働者は女性が男性より多くなっています。
中でも、「雇用の安定性の問題」に関する女性と男性の差異は大きく異なります。
女性の生涯において、出産や育児が心身にとって大きな負荷となることを周囲が理解しサポートが可能となるような企業側の変化と同時に、女性自身が自分をストレスから守るために知識、技術を身につけることも有益と言えます。
なぜかだるい、なぜかイライラしてしまう人であれば
「自身のストレスを認識し対処する」(ストレスコーピング)
悲しいことや不安なこと、理解できないことがあるとイライラして周りにもあたってしまう人であれば
「自身の感情の波をコントロールする」(マインドフルネス)
困りごとや悩みがあっても周りにうまく伝えられない人であれば
「困りごと、解決すべきことを整理し、伝えるコミュニケーション」(アサーティブコミュニケーション)
ストレスコーピングやマインドフルネス、アサーティブコミュニケーションのような日々の生活を助けてくれる知識や技術を身につけ、実践していきましょう。